2019/11/04
「親しい君との見知らぬ記憶」の翻訳版を頂きました
「親しい君との見知らぬ記憶」の中国語版を、ファミ通文庫さんから送って頂きました。
海外の方からも感想を貰えることもあって、翻訳が出ることはとても嬉しいです。読んで下さる人に楽しんでいただけることを心から願っています。
長編作品はこの本から少し期間が空いてしまっているのですが、また楽しんでもらえる作品を発表できるように頑張ります!
2018/10/05
夢日記 10/5
祖父母の家の近くの懐かしい道を、僕は、高校生のころ仲の良かった友人と一緒に歩いていた。明るい時間帯ではなかったが、暗さは、真っ暗だったり、あるいは曇りの日の夕方のような薄暗さだったり、場面場面で変化していた。
僕たちはコンビニに寄っていくつもりだったが、その全面ガラス張りの奇妙な「コンビニ」は人も物も何もなく空っぽだったので、入ることを諦めた。
それから再び彼と歩き続けていると、大きなビルに到着した。暖色の明かりの満ちたロビーに入ると、正面にエレベーターがあり、その近くの壁には油絵が飾ってあった。
なんとなく、遠目にその配色が気に入り、「これいいね」と言い合いながら、近づいていくと、それは女性が燃えている絵だった。といっても、凄惨な感じのものではなく、どこかコミカルな感じで、またその炎も、よく見れば炎、というよりも、後光のような、一種の精神的な表現であるようにも見えた。一瞬息を飲むような無気味さと、いたずらめいた面白味が感じられた。
やがてエレベーターが到着し、周囲にいた中年の男たちとともにそれに乗り込むと、そこで目が覚めた。
僕は目覚めたあとの、まだ夢と現が曖昧な柔らかい意識のなかで、彼は今も元気だろうか、と友人のことを懐かしく思い返した。僕たちの高校では禁止されていたバイトを、彼は家庭の事情で、特別に許可してもらっていた。その「家庭の事情」に、どこか暗いものを感じたけれど、彼自身は明るく、髪型や制服の着こなし方、それから高校生男子としての立ち振る舞いのセンスもよく、女子によくモテるタイプだった。彼と一緒になった帰り道に、自転車に乗りながら見ていた、夜の暗い街の風景が、ふと、脳裏をよぎった。
僕たちはコンビニに寄っていくつもりだったが、その全面ガラス張りの奇妙な「コンビニ」は人も物も何もなく空っぽだったので、入ることを諦めた。
それから再び彼と歩き続けていると、大きなビルに到着した。暖色の明かりの満ちたロビーに入ると、正面にエレベーターがあり、その近くの壁には油絵が飾ってあった。
なんとなく、遠目にその配色が気に入り、「これいいね」と言い合いながら、近づいていくと、それは女性が燃えている絵だった。といっても、凄惨な感じのものではなく、どこかコミカルな感じで、またその炎も、よく見れば炎、というよりも、後光のような、一種の精神的な表現であるようにも見えた。一瞬息を飲むような無気味さと、いたずらめいた面白味が感じられた。
やがてエレベーターが到着し、周囲にいた中年の男たちとともにそれに乗り込むと、そこで目が覚めた。
僕は目覚めたあとの、まだ夢と現が曖昧な柔らかい意識のなかで、彼は今も元気だろうか、と友人のことを懐かしく思い返した。僕たちの高校では禁止されていたバイトを、彼は家庭の事情で、特別に許可してもらっていた。その「家庭の事情」に、どこか暗いものを感じたけれど、彼自身は明るく、髪型や制服の着こなし方、それから高校生男子としての立ち振る舞いのセンスもよく、女子によくモテるタイプだった。彼と一緒になった帰り道に、自転車に乗りながら見ていた、夜の暗い街の風景が、ふと、脳裏をよぎった。
2018/09/12
夢日記 9/12
暗い道路を車で走っていた。僕は助手席に座り、運転席では父がハンドルを握っていた。この夢のなかの僕は、今の成人した僕ではなく少年のときの僕のようだった。高速道路の長いトンネルのなかに僕たちはいた。オレンジ色に光っている照明が車のなかにも届き、僕の身体や、車のシートの形、ダッシュボードやシフトレバーの輪郭が暗闇のなかから暗く浮かびあがっていた。
やがて、快適だった道路は次第に混雑してきて、ひどい渋滞になった。僕たちは休憩のためにパーキングエリアに入った。周囲に並ぶお店をひとりで巡っていると、なぜかサッカースタジアムにたどり着いてしまい、僕は引き返そうとするが、その時には帰り道がわからなくなってしまっていた。人が多い道や、ひと気のあまりない寂しさや不安が湧きあがってくるような道を、とにかく歩き続けていると、今度は、水辺に出た。中央に大きな泉があり、その周囲に木々がたくさん生えている、爽やかな場所だった。
僕は泉に渡されている木の橋を渡り出した。カコ、という橋がわずかに動く音がした。いったい僕はどこに来てしまったのだろう、パーキングエリアからもうずいぶん離れたところに来てしまったのではないかと思いながら僕は歩きつづけた。
次第に、わけのわからない道を歩き続ける僕の頭のなかで巡る思考の言葉の量が増え、その言葉たちが、僕の目覚めを促した。目を開けると、自室のカーテンが光を湛えていて、部屋に朝の明かりが忍び込み始めていた。
やがて、快適だった道路は次第に混雑してきて、ひどい渋滞になった。僕たちは休憩のためにパーキングエリアに入った。周囲に並ぶお店をひとりで巡っていると、なぜかサッカースタジアムにたどり着いてしまい、僕は引き返そうとするが、その時には帰り道がわからなくなってしまっていた。人が多い道や、ひと気のあまりない寂しさや不安が湧きあがってくるような道を、とにかく歩き続けていると、今度は、水辺に出た。中央に大きな泉があり、その周囲に木々がたくさん生えている、爽やかな場所だった。
僕は泉に渡されている木の橋を渡り出した。カコ、という橋がわずかに動く音がした。いったい僕はどこに来てしまったのだろう、パーキングエリアからもうずいぶん離れたところに来てしまったのではないかと思いながら僕は歩きつづけた。
次第に、わけのわからない道を歩き続ける僕の頭のなかで巡る思考の言葉の量が増え、その言葉たちが、僕の目覚めを促した。目を開けると、自室のカーテンが光を湛えていて、部屋に朝の明かりが忍び込み始めていた。
2017/12/31
新作の見本と和遥さんの画集を頂きました。
2017/02/23
著書の翻訳版をもらいました
今日、デビュー作「黒崎麻由の~」二巻の中国語翻訳版が届きました。せっかくなので、少し前に送ってもらった一巻と合わせて写真を撮りました。
日本の文庫版よりも大きいサイズの本ですが、表紙は同じ、はねことさんが描いてくださったイラストです。
日本の文庫版よりも大きいサイズの本ですが、表紙は同じ、はねことさんが描いてくださったイラストです。
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